カネなし、コネなし、経験ナシの31歳独身男、起業家への道

カネなし、コネなし、就職経験1年未満の31歳独身男が起業家になるまでの道を日記風に綴っていきます。1週間に1回くらいのペースで書ければと思っています。ゆっくりやっていきます。

8月11日 コールマン

黙々と電話をかけ始める。

 

「わたくしto_kunというものですが、こういうサービスを新しく立ち上げたので、記事にして頂きたいと思い、ご連絡しました。」

「わかりました。それでは担当の◯◯宛に◯◯ー◯◯◯◯ー◯◯◯◯にFAXで資料を送って下さい。」

 

こんな問答が続く。

思っていたより反応が悪くない。

電話をかける前はガチャ切りされると思っていたのだ。

電話をかけているのは大手新聞社

 

「これはもしかしていけるかもしれない。」

 

そんな気がした。

もしかして、以前やっていた営業はかなり難しいものだったのか?

あれは押し売りセールスだったからいけなかったのか?

 

気分はノリにノってきた。

だんだん気持ちよくさえ感じてきたほどだ。

マラソン選手がよくなると言われている

 

ランナーズハイ」

 

と同じような感じだろうか。

もうあの苦しい気持ちは虹の彼方へ行ってしまったのだろうか。

 

「いける!いけるぞぉぉぉ!!!」

 

今思えば、そう思えただけでも幸せだったんだなと思える。

結果を記そう…

 

メディア掲載数である。

お笑い芸人がボケたのにツッコミ担当の相方にスルーされた気分だ。

一生懸命ご飯を作ったのに、旦那がその日は帰って来なかったような心持ちだ。

 

ライターも忙しいのだ。

「新たにサービスを立ち上げました。」なんて電話はたくさんかかってくるだろう。

それを全部取材するなんてのは土台無理な話だ。

やはりその中から記事になるネタ、読者の興味を引くネタを選び出して、取材しなければならない。

ここにこそ現場で磨かれた嗅覚とライター生命を掛けた天性の勘が働くワケだ。

 

今回の事業は記事になるネタではなかったということか…

無念…

 

最初から イケると思い 挫かれて